ちょっと忙しくてキノコの事もやや忘れかけていたある日。「明日最後のキノコ狩り行く?」と
妖乱先輩からメール。「仕事あるから半日なら」と返しつつ、夜中2時すぎまでかかって仕事終わらして〜の5時半起きで颯爽と「今日は何時まででもOK!」と集合した私。キノコにどんだけのバイタリティもってんだって言う。
そんな訳で、久しぶりの喜茂別ポイントへ向かった訳ですが。道中、陽子が「キノコ図鑑忘れた…」と、「実は私もカメラ忘れてさ…」と。陽子は『生態調査』、私は『写真撮影』と言う採れなかった時の為のサブ目的があったんだけど…悔しさを噛み締めたまま到着〜。
第一ポイントでは、落葉以外のキノコはドカドカ生えてるんだけど、結果的に落葉キノコはわずかに1個。「キノコ図鑑ー!」「カメラー!」と言う叫びが山中にこだま…したとかしないとか。
左)キノコだらけだった。久しぶりに来たので目新しいキノコもいっぱい。
右)こんな大きいキノコもいた。
そして第2ポイント。こっちは広葉樹の落ち葉が多いのと富貴草が覆い茂ってるので、見えないトラップ(落ちた枝とか蔓とか)にやられがち。ラッセルみたいに無駄に足を上げながら歩くので疲れるし、キノコが隠されてて見つけずらい。が、探せば少ないものの落葉いましたー。「ボウズの時より全然イイ」とか言いながら(そりゃそーだ)、落葉スイッチオン。
左)育ちすぎてるのも多かったけど、フレッシュなのもいた。(陽子ブログより拝借)
右)最近あまりやってないせいで朝青龍にブレが生じている。
が、また見つからない時間が来ていつの間にか変なキノコ探しにシフト。各々自由に行動しつつ「変なのあったー!」の声聞いては集合、の繰り返し。そのうち変なキノコも見つからなくなるともうただただ山中ウロついてるおかしな二人組で。
左)立派なサルノコシカケ系のキノコに妖精が座ってたと言う設定に全力を注ぐ。
右)自然のブランコを見つけてキャッキャ言う森ガール崩れ。
そして、もう無さげだから上がるかぁーと言い出すと落葉キノコが見つかりだしてまた落葉スイッチオン。からの、変なキノコ探し。これを割と何度も何度も。突き放したり引きつけたりなんなの山の神様、いけず。で、いい加減もう無いかって事で終了。なんだかんだ3時間半歩きまわった。
二人合わせて収穫はこんな感じ。山分け。
ところで、妖乱先輩の野生の勘ハンパなかったです。今回、少ない上に落ち葉と同化しててホントに難しかったんだけど、まぁ陽子は見つける見つける。変なキノコも見つける。とんでもないキノコも見つけちゃう。一番ビックリしたのが、「デカーい」って声に慌てて駆け寄ったら陽子がなぜか上見てて、指差されるまま見たら木の幹に超特大キノコ。キノコ狩りは基本下ばっか見てるのだけど、本人曰く「なんとなく上見たらあった」と。その後私は秘かに木の上にそうそうキノコがあるもんなのかチェックしてたんだけど、そうそう無い。なぜピンポイントで上を見る事ができるのだ、野生児。
左)写真じゃわかりづらいけど、グローブくらいありそうな程デカい。
右)たぶん、これと同種。
そんなこんなで、知らないうちに
最終試験にも合格し(?)2010年キノコ狩りは終了。奥深すぎるキノコの世界に魅せられた秋でございました。